【われら TETSU family】 file.4  越中詩郎

『癒しの空間を愛する人
独占インタビュー

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一般企業に就職するも、プロレスラーへの夢をあきらめきれず、
1978年全日本プロレスに入門。
「ダイヤモンドより硬い尻」と称される尻から繰り出される。
ヒップアタックなどの攻撃や、そのキャラクターが幅広い世代からの人気を集める。
58歳となった現在もプロレスラーとして活躍をしている。

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鉄ヲタにはさまざまな種類があるが、越中氏は自身のことを“寝る鉄”だと語る。元々は電車に乗るのが好きな“乗り鉄”。特に電車に揺られながら寝るのが好きだから、“寝る鉄”なのだという。
その原点は幼少期にさかのぼる。子供のころはおじいさんに連れられて、いつも運転席が見える先頭車両に乗せてもらっていた。車内からさまざまな景色を見て、そのたびに鉄道が好きになっていったのだ。
今回は越中氏にプロレス巡業をしていた時のエピソードや鉄道への思いをうかがってきた。
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~心地よい「ゆりかご」の中で~


──プロレスの巡業はバス移動がほとんどだったんじゃないでしょうか?

バスが多かったけど、バス移動だけじゃなく、ありとあらゆる方法で移動してた。昔は遠くまで巡業してたからシリーズ中に何回かは飛行機で移動したりすることもあったしね。そんな中でもちょっと時間が空いたりすると駅に行って鉄道を見てたり、「これ乗ってどこどこ行きたいなぁ」とか考えてたね。
鉄道の種類とか番号とかには興味なくて、見たり乗ったりするのが好きなんで……眺めてて心が落ち着くようなその雰囲気が好きなんだよね。

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── ではプロレス巡業していた頃の印象に残っている出来事を教えてください。

印象に残っているのは馬場さんの付き人をしていた時代。電車移動で通路はさんで座ってたんだけど、“乗ったら寝る”の習性で寝ちゃったんだよね。

── ふつう、付き人は大先輩の横で寝るなんてできませんよね!

そうなんだけど寝ちゃったんだ。
そうしたら「おい!」って馬場さんに起こされて、「お前は何をやっているんだ!」って言われて。俺が寝ていたから、お客さんにサインをくれって言われて起こされてしまったらしくて、「お前は何のために乗っているんだ!次からは電車移動の時は連れて行かない!」てね(笑)。

あと、猪木さんはやっぱり偉かったね。
移動は寝るものという風に思ってるから、リラックスできるジャージとか楽な格好で乗っちゃうのが普通なんだよ。それが猪木さんはスーツでバシッときめて、ファンに声をかけられても嫌な顔一つしない。なかなかできないですよ。

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── やはり乗るときにはお尻のケアや座り心地は考えますか?

お尻のケアとか座り心地は別に考えないね。鉄道に乗っているだけで痛みもとれるし、癒されるんだよ。ゆりかごに揺られているような、あの乗り心地が最高だね。
一度、むちうちで首が動かなくなったことがあって、有名な整体師がいる岐阜まで大分から行くことにした。すごい痛かったのよ。でも、移動中は鉄道に乗ってるのが嬉しくて、嬉しくて、あんなに痛かったのがウソみたいに全く痛みを感じなかった。

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── 特に小田急ロマンスカーがお好きだと伺ったんですが?

好きだね~。そんなにしょっちゅう乗れるもんじゃない。乗れるタイミングがないから、どんどん思いが募っていってね。
そうそう。ウチのかみさんがそんなに好きならということで頑張ってロマンスカーの一番前の席をとってくれたんだよ。それがさ、せっかく見晴らしのいい席なのに、乗って20分くらいで居眠りこいちゃって。その時は、まあ怒られましたね。
「ロマンスカーの一番前に乗るために予定をたてて、あなたも楽しみだって言っていたのに何で寝ちゃうの!」と。寝て疲れをとるっていう習慣だったから、いつでも寝ちゃうんだよね(笑)。

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── 最後に皆さんにメッセージをお願いします。

関係者の方々へってなっちゃうけど。試合に呼ばれたらどこでも行きますよ。
だけど、たった一つだけお願いがある。移動は電車で行かせてくれ!!「お迎えに行きます」と言ってくれるのはありがたいけど……。
いい、いい、いい!調べて自分で行くからいい!!自分で全部調べて、自分のルートで行きますから!ほっといてほしい!

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本当に越中さんにとって鉄道というのは“癒し”なんですね。
関係者の皆さま、越中さんを呼ぶときは「自由にお越しください」というのが正解のようですよ。
「寝る鉄」中の越中さんを見かけたら静かに見守りましょう!

 

今日はありがとうございました。
これからもご活躍楽しみにしております。

越中さんの情報がもっと知りたいという方はコチラ
越中詩郎オフィシャルブログ

 

(取材 / 佐久間一彦 文・撮影 / 荒木みか)

 

 

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