【われら TETSU family】 file.10 石破茂(その2)

『乗り鉄&飲み鉄・元自民党幹事長
国鉄時代を大いに語る!』
独占インタビュー(その2)

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昭和32年2月4日生
鳥取県八頭郡八頭町(旧郡家町)出身
衆議院議員
防衛庁長官、防衛大臣、農林水産大臣、
自由民主党政務調査会長、自由民主党幹事長、
内閣府特命担当大臣兼地方創生担当大臣等を歴任

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――小池百合子氏(婚活議連会長)の婚活列車に乗ったそうですが?

583系が走るということでニュースバリューもあったんですけどね、あの時は小池さんが自民党の広報本部長兼、婚活議連の会長さんでしたね。「鉄道と言えば石破さんでしょ!」とか言って引っぱりだされて、小池さんと一緒に婚活列車に乗りました。

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――寝台の583系の乗ったことはありましたか?

これはなかなか乗る機会がなかったですね。寝台車としての583系は一度も乗らなかったです。

――583系の乗り心地は?

いや、悪くないですよ。寝台仕様じゃなかったから座席がボックスになっていましたけど。よく考えられた列車だなと思いましたよ。夜も働き、昼も働き、それなりによく考えたものだったけど、あまり命は長くなかったですね。

――その他にお好きな車両は?

昔のボンネット型の特急電車。こだま・はと・つばめ・富士……みたいなものですね。伊豆急で下田まで行く『踊り子』の国鉄時代の旧式車輛も好きです。国鉄時代の車両にこだわるところがありました。

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――国鉄車両の魅力を教えてください。

国鉄時代の車両ってまさしく「昭和テイスト」があって、乗ると独特の香りがしましたね。あれは何の香りなんだかわかんないんだけど。塗装とか機械とか、消毒とか、そういうモノが微妙に入り混じったというのかな、わかる人はわかるし、わからない人はわからないと思うけど、独特の香りが特急でも急行でもありましたね。

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――ぜんぶ同じ匂いですか?

ほとんど一緒です。

――国鉄時代にこだわる理由はなんですか?

そこには非日常の空間があり、非日常の時間があったと思います。今の新幹線のように速いのもいいのですが、あれは「移動」であって「旅」ではない。国鉄車両には非日常の空間と非日常の時間があった気がします。

――また鉄道で旅をしたいと思いますか?

それは無理でしょうねえ。今週だけでも新幹線に何回乗ったかなあ。4回か5回かな。でも乗っている間中、書類を読んでいますから、仕事場が動いているというだけのことでしてね。もう国鉄時代の車両って走ってないし、もうあの鉄道の旅の楽しさって戻ってこないのかもしれませんね。

――新幹線も『鉄道の』旅ではないのですか?

新幹線が好きでN700系が好きという方もいるでしょう。500系が好きという方もいるでしょう。それはそれぞれの好みだからいいんじゃないですか。ただ私に言わせると「新幹線は移動であって旅ではない」。最初に新幹線が昭和39年に登場して、初めて0系新幹線に乗った時は感動でしたね。しかし、あの時の感動というか、非日常感はなくなってしまいましたね。

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――どうして新幹線に非日常感が消えたのですか?

あの頃のひかり号は『超特急』って言ってましたからね。「特急」じゃなくて「超特急ひかり号」と言ってましたから、別格だったんですよ。「めったに乗れないぞ」という特別感がありましたね。食堂車はありましたし、非日常的な雰囲気にあふれていましたね。
特急とか寝台とかもいいんですけど、いちばん印象に残っている景色というのは小学校の夏休みだったかな、蒸気機関車が牽く各駅停車に乗って、駅に停まっていると82系の特急が猛然と追い抜いていくという……。「スゲー!」とか言って見ていて、その特急が走り抜けた後というのは、また元の景色に戻って、夏の青い空にセミが「ミーンミーン」と鳴いてる……。あの光景ですかね。

――これからの鉄道に何を期待しますか?

何でしょうか……。キチンキチンと走る定時性ですかね。日本の鉄道はキチンと定時で走ります。もちろん『ななつ星』も大好きで、あれは移動ではなく「旅」です。「世界一豪華な列車をつくりたい」というJR九州の執念の作品ですからね。
JR西日本の『瑞風』とか、JR東日本の『四季島』とか、そういうものも素敵です。しかし自分が子どもの頃に味わった感動は、そういうものでは二度と味わえないですよね。豪華さも速さも昔の鉄道にはなかったけれど、それが『味』だった。それは言っても仕方のないことですね。

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――豪華列車で旅をしたいと思いますか?

暇があればね(笑)。いつの日か議員を辞めたら、乗ってみたいと思います。

【鉄道王動画チャンネル】

聞き手/ぷぅやん

(了)

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