【ぷぅやんコラム】583系の引退はもはや社会現象!?

どうも、ぷぅやんです。

さて、みなさん。
4月8日、9日は一つの時代に終わりが告げられました。
秋田車両センター所属の583系がラストランを迎えたのです。

4月8日の秋田駅。

朝日新聞ニュースやYahoo!のニュースにもなっていたので、ご存知の方も多いでしょう。

当サイトのニュースでも583系関連のものを多数アップしておりますが、Facebook上などでも日本はおろか台湾のユーザーにも引退を悔やむ書き込みをたくさん見受けました。

鉄道ファンのみならず、世間的・世界的にも話題となりました。

583系は世界初の寝台型特急電車として1967年に当時の国鉄(現在のJR)に登場しました。

それから50年。

583系は日本の高度経済成長時代を支えてきました。

私も小学生の時、撮り鉄を始めて以来、何度となく583系をカメラに収めてきました。

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昼は座席型の特急、夜は寝台特急として車内を変更できたため、その使い勝手の良さから新幹線開業前の在来線の主力車両として活躍しました。

とは言え、寝台時の上段や中段寝台の狭さと言ったら、お世辞にも快適と言えるものではありませんでした(笑)。

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小学生時代の私でも中段や上段は狭い上に外が見えなくて嫌でした(写真は上段)。

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しかし、そんな無理やりな構造も、鉄道ファンの心をつかみ、鉄道ファンで知られる自民党の石破茂議員も、以前当サイトのインタビューで絶賛していました。

583系はそれまでの特急型電車の概念を大きく変えました。
まずその外観です。

いわゆる ‟電気ガマ”と呼ばれる独特のスタイルの外観ですね。
それまでの特急型電車はボンネットタイプが主流でした。

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しかし、そのスタイルを大きく変更し、先頭部分を短くしたのですが、こうやって並べてみるとお判りでしょう。
この電気ガマスタイルは、485系、183系など、その後の特急型電車のスタンダードタイプとなったのです。

晩年は6両編成と短編成化されましたが、磐越西線の『あいづライナー』に使われることもありました。

また、スキーシーズンには『ゲレンデ蔵王号』として週末には首都圏と山形のスキー場を結ぶ臨時列車にも使われました。

また、2016年にはニコニコ超会議号にも採用されました。

このあたりからも、いかに583系が注目され、ファンから愛されていたかを物語ります。

583系の引退は国鉄型車両の終焉と言っても過言ではありません。

2016年に引退した485系とともに、人気を二分していたため、この2つの車両の引退は撮り鉄業界にも大きな変化をもたらすと思われます。

個人的には天理臨が今生の別れとなってしまいました。

「撮るべき物がなくなった……。もう撮り鉄は引退する」――そんなことを口にする年配の撮り鉄の方もおられるます。

たしかに583系や485系といった国鉄型車両が好きだった人にしてみると、他の列車や電車は物足りなく見えるかもしれません。

しかし、私はやめません!

幸いにして新幹線という新しい目標も見つけましたし(『ザ・新幹線』の制作を担当したおかげです!)、新世代の電車にもまた違った魅力があるからです。

これからも鉄道ファンのため、そして自分のためにも、力の続くかぎり鉄道を撮り続けます。

 

ところでみなさん、『笑ゥせぇるすまんNEW』というアニメをご存知でしょうか?(急に話が飛んですみません)

藤子不二雄Ⓐ先生の独特の世界観で描かれるアニメですが、現在放映となっている最新作の第三回のサブタイトルが非常に気になります。

『ああ、愛しの583系』。

ええええええええええっ!!!!?

これってすごくないですか?
もはや583系の引退はもはや『社会現象』なのです。

放映が待ち遠しいですね。

 

文・写真/ぷぅやん

《ぷぅやん》
本名=神田勲。当サイトの管理人。幼少期から鉄道好きで、撮り鉄歴40年以上。プロカメラマン・編集者として活動しつつ、中国の現役蒸気機関車を追い
続け、作品を YouTubeやDVDで発表。2016年5月、キャリアの集大成として当サイトを立ち上げた。

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