【寝台特急「あけぼの」の思い出①】寝台列車ならではの「推進運転」

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当サイトの管理人ぷぅやんです!

 

2016年春のJRダイヤ改正で北海道新幹線が開業することに伴い、「寝台特急カシオペア」と「急行はまなす」の廃止が決定しました。

これにより日本国内における夜行寝台列車は「特急サンライズ瀬戸/出雲」を残すのみとなりました。

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夜行列車はここ数年で急激に数を減らしました。

これらの列車の記憶を後世に伝えるため、折に触れて各列車を紹介していきたいと思います。

まずは2015年1月に臨時列車からも消え、事実上の廃止となった「特急あけぼの」です。

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「特急あけぼの」は1970年10月に上野駅 と青森駅間を東北本線と奥羽本線経由で運行を開始しました。

当初は20系客車を使っていましたが、1980年からは24系に置き換えられました。

臨時運用では14系客車や583系寝台電車などが使われたこともあります(写真はゲレンデ蔵王号)。

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晩年は東北新幹線が開業したため、上野駅と秋田、青森といった東北地方を結ぶ唯一の定期夜行列車となりましたが、上野〜青森間は12時間以上もかかっていたため、次第に利用率が下がり、2014年3月のダイヤ改正で臨時列車に格下げとなりました。

さらに2015年に入ると臨時運用の設定もされなくなり、事実上の廃止となりました。

あけぼのと言えば、ちょっと面白い話があります。

上野駅から出発するあけぼのは、通常、尾久にある客車区から上野に回送して、それから方向転換して出発していたのですが、この回送時、上野駅では機関車の入れ替えができないため、機関車を最後尾につけたまま、客車を後押ししてバックで運転していたのです。

いわゆる「推進運転」と呼ばれるものですが、もちろん上野方向の先頭となる客車に運転席などありません。

客車の先端に係員が乗車して前方の安全を確認しながら運転していたのです。

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上野駅から出発する客車寝台列車は、すべてこの手法で回送されていました。

現在も寝台特急カシオペアでみることができますが、これももうすぐ見られなくなります。

下の写真はカシオペアの推進運転ですが、カシオペアスイートの室内に車掌さんがいるのが見えます。

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あけぼのと言えば、私には忘れられない思い出があります。

次回は、この思い出を書きたいと思います。

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